直垂姿
ひたたれすがた
名詞
標準
文例 · 用例
そしてそれを眞直に北に行くと、大宮の築土に突當つて、そこには大きな門があつて、直垂姿や騎馬姿の絶えず出入するのを怖いものでも見るやうな心持でじつと眺めたことを思ひ起した。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
よく視ると荒っぽい手法で刻み上げた烏帽子|直垂姿のいかめしい武夫が、大紋の袖を束ねて稽首しているさまがある。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
若い国造様が五、六名のお伴を従えて、烏帽子に青い直垂姿で馬で過ぎていった時、子供心に、その人の着物にふれでもすれば霊験が伝わってくるかのような敬虔な気になったようである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫