積金
つみきん
名詞
標準
文例 · 用例
暫らくたって、彼は「あの、やめるんじゃったら毎月の積金は、戻して貰えるんじゃろうのう?
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
主人を見ると、与助は、積金だけは、下げて呉れるように、折入って頼んだ。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
「いゝえ、もう積金も何もえいせに、その警察へ何するんだけは怺えておくんなされ!
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
明治四年廃藩のころ、中津の旧官員と東京の慶応義塾と商議の上、旧知事の家禄を分ち旧藩の積金と合して洋学の資本となして、中津の旧城下に学校を立ててこれを市学校と名けたり。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
一、入社の後、学業上達して教授の員に加わるときは、その職分の高下に応じ、塾中の積金をもって多少に衣食の料を給すべし。
— 福沢諭吉 『慶応義塾新議』 青空文庫
勞働時間の制限、賃銀の増額、養老積金の創設、寄宿舍の改善等、未だ理想的とは申兼るが、少なくとも或程度迄は目的を貫徹した。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫