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転た寝

うたたね
名詞
1
標準
文例 · 用例
そうすると先生は背向きに椅子にかけて正面の大きな書き物机にもたれて、ガックリとこう転た寝でも遊ばしているような恰好なんでしょう。
甲賀三郎 ニッケルの文鎮 青空文庫
静子は今まで転た寝の夢を見ていたのだった。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
「いろ/\思い案じているうちに昼間の疲れでつい転た寝をしたと見えます。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
添乳をしたまま転た寝したので、おふじの胸がすっかりはだかっていた。
戸田豊子 鋳物工場 青空文庫
それから新聞の拾ひ読みをしてゐる間に昼間の疲れが襲うて、其のまゝ転た寝をしさうになると二階へ上つて床を敷いて直ぐ寝込んでしまふのが例だ。
宮地嘉六 煤煙の臭ひ 青空文庫
かりそめに敷いた蒲団の上、箱枕と小掻巻だけの転た寝の姿のまま、主人の白石屋半兵衛は死んでいたのです。
百四十四夜 銭形平次捕物控 青空文庫
植込みの外というと、三間近い距離から、縁側に転た寝している利助の眼を狙って、これだけ効果的に銭を叩き付けられるのは江戸広しといえども、投げ銭の手練で有名な、銭形の平次の外にあるはずはありません。
永楽銭の謎 銭形平次捕物控 青空文庫
そのうち子供は、炬燵にもぐり込んで転寝をしている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫