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六地蔵

ろくじぞう
名詞
1
標準
the Six Ksitigarbhas (one for each of the six realms)
文例 · 用例
須弥壇は四座あって、壇上には弥陀、観音、勢至の三尊、二天、六地蔵が安置され、壇の中は、真中に清衡、左に基衡、右に秀衡の棺が納まり、ここに、各|一口の剣を抱き、鎮守府将軍の印を帯び、錦袍に包まれた、三つの屍がまだそのままに横わっているそうである。
泉鏡花 七宝の柱 青空文庫
) 名工のひき刀が線を青く刻んだ、小さな雪の菩薩が一体、くるくると二度、三度、六地蔵のように廻る……濃い睫毛がチチと瞬いて、耳朶と、咽喉に、薄紅梅の血が潮した。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
「兵十の家のだれが死んだんだろう」 お午がすぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵さんのかげにかくれていました。
新美南吉 ごん狐 青空文庫
六地蔵の縁日は月の六の日に開かれるから其で六地蔵といふのですが、赤坂区中の最も賑かな一木町にあるだけに随分六の日の晩はにぎはふのです。
國木田獨歩 夜の赤坂 青空文庫
……(――これは縁起に話しましたが――) 私なんぞ、まったく、この身体を溝石にして、這面へ、一鑿、目鼻も口も、削りかけの地蔵にして、その六地蔵の下座の端へ、もう一個、真桑瓜を横噛りにした処を、曝しものにされて可いのです。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
)「やっと一人だちで故郷へ帰る事が出来て、やがて十年前に、前申したわけで六地蔵があすこへ立ったと聞きました頃には、もう山桜の霞の家も消えている……お優さんの行方は知れません。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
この六地蔵さまは、うちのお寺がご本寺の一真寺さまから分かれてまいりましたとき、新寺のお守り仏としていっしょにいただいてまいりました分かれ地蔵でござります」「といいますると、では、そのご本寺の一真寺とやらにも、これと同じようなお地蔵さまがおありなさるのでござりまするな」「あい。
開運女人地蔵 右門捕物帖 青空文庫
しかも、六地蔵ともに寄進の年月はついおととしの、日もまたそろって同じ灌仏会のある四月八日でした。
開運女人地蔵 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
街道沿いには、旅の安全を願って建てられた六地蔵が今も残っている。
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おばあさんは、赤い前掛けをかけたお地蔵様を見つけると、必ず六地蔵すべてに手を合わせていた。
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この辺りには六地蔵巡りという風習があり、人々は六つの地蔵菩薩を参拝して回る。
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