柳暗花明
りゅうあんかめい
名詞
標準
beautiful scenery of spring
文例 · 用例
僕とボップ、裏街の夜、アアク燈、柳暗花明の巷を駈け抜けると、古寺院の境内、数時間、僕はだまって経過した。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
「喜多村緑郎……」「あゝ、柳暗花明の巷が憧れの的になつた!
— 牧野信一 『思ひ出した事(松竹座)』 青空文庫
忠孝の結晶として神に祀られる乃木将軍さえ若い頃には盛んに柳暗花明の巷に馬を繋いだ事があるので、若い沼南が流連荒亡した半面の消息を剔抉しても毫も沼南の徳を傷つける事はないだろう。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
日本に居た時荷風君は境遇が然うさしたのかも知れないが素人女をば女性でないやうに思つて交際しやうとせず、專ら柳暗花明の巷の女にのみ接して青春を過したからである。
— 生田葵山 『永井荷風といふ男』 青空文庫
「拝啓|柳暗花明の好時節と相成候処いよいよ御壮健|奉賀候。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
ところで柳暗花明を材とした川柳に積年非凡の才能を示してゐる坊野寿山子の吟詠には私たちが城北花巷で見聞した人情、風物をそのままの佳吟がいと多いから、茲にその若干を紹介して見よう。
— 正岡容 『旧東京と蝙蝠』 青空文庫
柳暗花明、名にし負う傾斜のちまた。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
まことに「柳暗花明」とか「狭斜の巷」とか云ふ言葉は、あの頃の祇園や先斗町の遊里の雰囲気にそつくりあてはまつてゐるのである。
— 谷崎潤一郎 『青春物語』 青空文庫
作例 · 標準
山道を抜けた先に広がる柳暗花明の景色に、旅の疲れも一瞬で吹き飛んだ。
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「まさに柳暗花明だ。春の陽光に映える花々が本当に美しいね」
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庭園を散策しながら、柳暗花明という言葉にふさわしい風情を楽しんだ。
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標準
red-light district
作例 · 標準
かつての柳暗花明(花街)には、夜な夜な着飾った人々が集まり賑わっていた。
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三味線の音が漏れ聞こえる柳暗花明の路地を、一人静かに歩く。
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小説の舞台となったのは、柳暗花明の華やかさと悲哀が交錯する街だった。
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