糸魚
いとよ異読 イトヨ
名詞
標準
three-spined stickleback (Gasterosteus aculeatus)
文例 · 用例
船は十一分の重量あれば、進行極めて遅緩にして、糸魚川に着きしは午後四時半、予定に後るること約二時間なり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
伏木から汽船に乗りますと、富山の岩瀬、四日市、魚津、泊となって、それから糸魚川、関、親不知、五智を通って、直江津へ出るのであります。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
氷見鯖の塩味、放生津鱈の善悪、糸魚川の流れ塩梅、五智の如来へ海豚が参詣を致しまする様子、その鳴声、もそっと遠くは、越後の八百八後家の因縁でも、信濃川の橋の間数でも、何でも存じておりますから、はははは。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
その日、糸魚川から汽船に乗って、直江津に着きました晩、小宮山は夷屋と云う本町の旅籠屋に泊りました、宵の口は何事も無かったのでありまするが、真夜中にふと同じ衾にお雪の寝ているのを、歴々と見ましたので、喫驚する途端に、寝姿が向むきになったその櫛巻が溢れて、畳の上へざらりという音。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
また越後の糸魚川、能生、直江津――そのどこへ売られたのか、捜しようがなかったのです。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
この寂寞を破つて、糸魚川の相馬御風君からたよりがあつた。
— 田山録弥 『間居』 青空文庫
糸魚川に引つ込んだ相馬御風なんかも擧げてもいいかも知れない。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
清心院は糸魚川藩主松平日向守直春の女、福井藩主松平越前守|慶永の養女、正弘の後妻|謐子で、此夫人には男四人、女七人の子があつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
川の上流で、イトヨが石の間に隠れていた。
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イトヨは繁殖期になると美しい婚姻色を出す。
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イトヨの雄は巣を作り、卵を守る習性がある。
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