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盲亀の浮木

もうきのふぼく
表現名詞
1
標準
unlikely event
文例 · 用例
それでは阿波の鳴門の渦に巻込まれて底へ底へと沈むようなもんで、頭の疲れや苦痛に堪え切れなくなったので、最後に盲亀の浮木のように取捉まえたのが即ちヒューマニチーであった。
内田魯庵 二葉亭追録 青空文庫
文治は盲亀の浮木に有附きたる心地して、 「正直の頭に神宿るとは宜く申した、我は生れて此の方、不正不義の振舞をした例はない、天我を憐みたまいてお救い下さるか、あゝ有難し辱けなし」 と喜んで居りますると、俄然一陣の猛風吹き起って、忽ち荒浪と変じました。
三遊亭圓朝 後の業平文治 青空文庫
が、女の方では、そんなこととは知らないから、世にも手頼りない身の盲亀の浮木に逢った気で、真心籠めて小平太に仕える。
森田草平 四十八人目 青空文庫
盲亀の浮木、優曇華の花、お蔭で目的を果したという鄭重なお礼状が来た。
佐々木邦 首切り問答 青空文庫
しかし、一族大勢がやってきて、だんだんに智深の説得を聞き、盲亀の浮木で、ついに彼の策にすがった。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
――身は緑林におき、才は匹夫、押して申しかねますなれど、きょうの日は、てまえにとって、実に、千|載の一|遇といいましょうか、盲亀の浮木というべきか、逸しがたい機会です。
孔明の巻 三国志 青空文庫
作例 · 標準
あの二人が結婚するなんて、まさに盲亀の浮木だ。
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宝くじに当たるなんて、盲亀の浮木のような幸運だよね。
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こんな僻地で旧友に再会するとは、盲亀の浮木とはこのことか。
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