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極力

きょくりょく
副詞頻度ランク #8272 · 青空 538
1
標準
to the utmost
文例 · 用例
口中や咽喉を極力無感覚に制御したつもりだが嚥み下した喰べものが、母親以外の女の手が触れたものと思う途端に、胃嚢が不意に逆に絞り上げられた――女中の裾から出る剥げた赤いゆもじや飯炊婆さんの横顔になぞってある黒|鬢つけの印象が胸の中を暴力のように掻き廻した。
岡本かの子 青空文庫
あとから聞くと、一日中機嫌が悪くて、妻子が弱ったそうであるが、自分は極力ニコニコしている積りであった。
夢野久作 道成寺不見記 青空文庫
踏みとどまる以上は、極力その階級を擁護するために力を尽くすか、またはそうはしないかというそれである。
有島武郎 想片 青空文庫
おまえが一人選んだら、俺たちあとに残された四人は、きれいに未練を捨てて、二人がいっしょになれるように、極力奔走する。
有島武郎 ドモ又の死 青空文庫
一旦手放して、自分のものでなくなつた以上は、後の結果が何うならうとも、それに就ての未練は少しもないのですが、たゞ出来るだけは有意義に、有効に、その結果がよくなるやうには私も今の内に極力計る積りです。
有島武郎 私有農場から共産農団へ 青空文庫
しかも、この聖典の作者は極力、この経の功徳の広大を説いて受持、読誦、解説を勧めている。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
福沢諭吉という方は、維新後の日本に物質文明の必要なることを痛感せられ、極力その智識を輸入し、また国民間にその普及を図られた今日の日本文化の有力なる指導者の一人でありましたが、当時固陋の人々からは、俗学者だとか、拝金宗の親玉だとか言われました。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
専門家の僧は、人から寄附を受けて生命を支え、専ら修業に努力するのが生活の建前ですから、なるたけ寄附する人の負担を軽くするため、また、修業を妨げぬため、極力生活を切り詰めました。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
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