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木阿弥

もくあみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
それも厭なりこれも厭なりで、二時間ばかりと云うものは黙坐して腕を拱んで、沈吟して嘆息して、千思万考、審念熟慮して屈托して見たが、詮ずる所は旧の木阿弥
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
直消えて又元の木阿弥になる。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
そうして私の頭の中は、いつの間にか又、もとの木阿弥のガンガラガンに立ち帰って行ったのであった。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
……のみならずその人間が翌る朝眼を醒ますと、いつの間にやら元の木阿弥のケロリン漢に立ち帰って、そんな素敵な記憶の数々を、ミジンも脳髄に残していないというような摩訶不思議をあらわす。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
昼間の昂奮も、怒りも忘れたように、元の木阿弥のオンチ然たる悄気返った態度に帰って、三好と戸塚の後からトボトボと出て来たが、そのまま三人が三人とも黙々として、人通りの多い明るい道を合宿所の方向へ歩き出した。
夢野久作 オンチ 青空文庫
そうして坊主がもとの木阿弥の托鉢姿に帰って、松原から出て行くと、女房は女房で、坊主と別々にペコペコ三味線を抱えて都の方へ出かける。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
「かようにいたして、帰るまでにはもとの木阿弥にしてやろうと思う」「ウム!
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
それで、やはり元の木阿弥で貧乏して暮して居りますが、併し芸術家なんて言ふものは、元元金を拵へやうと言ふ頭でなつたんぢやないのですから、却つて貧乏の方が油断がなくて、芸を磨くことが出来ると思ひます。
談洲楼燕枝(二代) 燕枝芸談 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避

木阿弥(もくあみ) 木阿弥 (同朋衆) - 足利義尚・義稙に仕えた室町幕府の同朋衆。畠山順光の父。 「元の木阿弥」という成句に登場する人名。由来には諸説ある。 筒井順昭の死後、替え玉に立てられたとされる盲人の名。こちらを参照。

関連項目
出典: 木阿弥 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0