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頭毛

とうもう
名詞
1
標準
文例 · 用例
―― と、うしろから、拳固で、前の円い頭をコツンと敲く真似して、宗吉を流眄で、ニヤリとして続いたのは、頭毛の真中に皿に似た禿のある、色の黒い、目の窪んだ、口の大な男で、近頃まで政治家だったが、飜って商業に志した、ために紋着を脱いで、綿銘仙の羽織を裄短に、めりやすの股引を痩脚に穿いている。
泉鏡花 売色鴨南蛮 青空文庫
傍に、家業がら余程奇を好んだと見えて、棕櫚の樹が鉢に突立ててある、その葉が獅子の頭毛のように見えて、私は、もう一度ぐらぐらと目が眩んだ、横雲黒く、有明に…… あけがた家に帰ってから、私は二月ばかり煩った。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
天を仰いで咆哮する巨大な海獣一頭、 髭荒く、牙鋭く、頭毛逆立ち、眼光|爛々として、高く上半身を起した。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
頭毛も首の骨もチャント取って上げます。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫