空き腹
すきはら異読 すきばら
名詞
標準
empty stomach
文例 · 用例
大歎息とともに空き腹をぐうと鳴らして可哀な声で、姐さん、そうすると、酒もなし、麦酒もなし、肴もなし……お飯は。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
相当の空き腹で、相当に雨水のしみこんで来る靴で、少年たちが猶喜々としているとすれば、つまりは自分たちの胸底にあつく蠢いている自分たちの成長の可能への情熱の力によるのではないだろうか。
— 宮本百合子 『今日の耳目』 青空文庫
――彼らはどんなに空き腹を抱へてゐても、人にめしを食はせてくれ、とは云へないのであつた。
— 武田麟太郎 『釜ヶ崎』 青空文庫
要吉は、お湯にもいかずに、空き腹をかかえて、こちこちのふとんの中にもぐりこまねばなりませんでした。
— 木内高音 『水菓子屋の要吉』 青空文庫
しかし、その代り、食料品を取りにいくことも出来ず、もし出れば、すぐさま眼を光らせ鼻をうごめかせている獣に飛びつかれるものですから、やむを得ず、ここに空き腹を抱えて、我慢をしていたのです。
— 海野十三 『幽霊船の秘密』 青空文庫
「空き腹に飯」という文句がよく出ていました。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
などと、私はのんきな想像をめぐらしながら、この原稿を書いていると、東京の学校へ行っている愚息が、空き腹を抱え蒼くなって帰ってきた。
— 佐藤垢石 『支那の狸汁』 青空文庫
天幕を張れないのは我慢するとしても、此の低い谷間へ下りながら、雪を溶したあの薄汚い水をさも貴いもののようにして、馬鹿骨を折って炊いた糠臭い飯などは、この大事な空き腹にあてがい度はない。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
作例 · 標準
空き腹に熱いコーヒーを飲むと、胃に負担がかかることがある。
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空き腹を抱えたまま、夜遅くまで仕事をした。
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「うー、なんか、空き腹すぎて、頭がぼーっとしてきた…。」
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