木皿
きざら
名詞
標準
wooden plate
文例 · 用例
すべてがこの調子で、間へ二ツ三ツずつ各自の怪談が挟まる中へ、木皿に割箸をざっくり揃えて、夜通しのその用意が、こうした連中に幕の内でもあるまい、と階下で気を着けたか茶飯の結びに、はんぺんと菜のひたし。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
老婆は立上つて奧から木皿を持つて來た。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
老婆は立上って奥から木皿を持って来た。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
膝には赤い木皿に丸い小さいビスケットが三十入っている。
— 宮本百合子 『雲母片』 青空文庫
能代の膳には、徳利が袴をはいて、児戯みたいな香味の皿と、木皿に散蓮華が添えて置いてあッて、猪口の黄金水には、桜花の弁が二枚散ッた画と、端に吉里と仮名で書いたのが、浮いているかのように見える。
— 広津柳浪 『今戸心中』 青空文庫
其所へ下女が三|尺の狹い入口を開けて這入つて來たが、改ためて宗助に鄭重な御辭儀をした上、木皿の樣な菓子皿の樣なものを、一つ前に置いた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
木皿の上には護謨毬ほどな大きな田舍饅頭が一つ載せてあつた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
お繁婆さんは木皿へ盛って出されたカステラをしげしげと見ていろいろの讚辞を呈してから大切そうに端から崩して行く。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
作例 · 標準
山小屋の食卓には、手作りの木皿が並んでいた。
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この木皿は軽くて持ち運びやすいので、ピクニックにぴったりだ。
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職人さんが一つ一つ丁寧に彫った木皿は、温かみがある。
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子供の頃、木皿に盛られたお菓子を食べるのが楽しみだった。
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