世の常
よのつね
名詞-の形容詞表現名詞頻度ランク #40105 · 青空 0 例
標準
ordinary
文例 · 用例
ヘルン夫妻の結婚は、すべての点において特異であり、世の常の凡俗な夫婦関係とちがっていた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
お蘭の玉の緒を、いつあの白痴が曳いて行ったか、自分が婿を貰い、世の常の女の定道に入るとすれば、この世のどこかの隅であの白痴が潰え崩れてしまうような傷ましさを、お蘭の心がしきりに感ずるのをどうしようもなかった。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
何がなし、その純情の美しさが心をひき、涙ぐましい「いぢらしさ」が感じられ、そこに或る何かの意味深いもの、世の常の思想に表現できない神祕の意味を感じさせる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
世の常の愛ではなく、もつとずつと意味の深い、ヒユーマニチイの祕密にふれる、ふしぎに美しく純粹の愛が泉のやうに湧きあげてきた。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
しかしお秀の労働は決して世の常の少女の出来る業ではなかった。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
戯れにいろは教うればいろはを覚え、戯れに読本教うればその一節二節を暗誦し、小供らの歌聞きてまた歌い、笑い語り戯れて、世の常の子と変わらざりき。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
世の常の乞食見て憐れと思う心もて彼を憐れというは至らず。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
心のさまも世の常有りふれたるものとは異ひて、仙女の冠などにも為さば為すべき花のおもかげ、かう/\しく貴し。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
作例 · 標準
人間が間違いを犯すのは世の常だ。
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彼の成功は世の常ではない、並外れた努力があったからだ。
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「人生、山あり谷あり」とは、まさに世の常だ。
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