従六
じゅうろく
名詞
標準
文例 · 用例
親子、主従六人は、もう顔も見えぬくらいになった闇の中に立っていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
彼の山麓にまた大谷あり、之を人穴と名づく、其所を究見せしめむ為に、仁田四郎忠常主従六人を入れらる。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
館林様のご本体は、では甲斐の国館林の領主、松平右近将監武元卿――従四位下ノ侍従六万千石の主、遠い将軍家のご連枝の一人、三十八年間も執政をなされた、その右近将監武元卿の公達、妾腹のご次男でおわすところから、本家へはいらず無位無官をもって任じ、遊侠の徒と交わられ、本家では鼻つまみだと云われている。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
宝字七年には従六位上から、従五位下になつてゐるから、乙麻呂とほゞ同じ頃に赦されたのであらう。
— 折口信夫 『相聞の発達』 青空文庫
寧、日本紀の事は、古事記の出来た満二年後、和銅七年二月(続日本紀)に「従六位上紀朝臣清人・正八位下三宅臣藤麻呂に詔して国史を撰らしむ」とあるのに当てはまる。
— 折口信夫 『日本書と日本紀と』 青空文庫
この外続日本紀神護景雲元年三月には、近衛将曹従六位下勲六等|間人直足人という名も見えて、直姓の家もあった。
— 喜田貞吉 『間人考』 青空文庫
同じような物を、その附近に、土蜂の巣のように作って、主従六、七十騎が、一種の山寨を構成し、しきりに、密偵を放ったり、離散した味方との連絡を計ったり、また食糧の猟り集めなど、営々として、とにかく、再起の意気だけは、持ち耐えていた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫