幻辞.com

素手で

すでで
副詞
1
標準
empty-handed
文例 · 用例
と云って、立派に受け合って来た以上、今さら素手では帰れない。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
せいの低いずんぐりした唐は素手で敵の歩哨に掴みかゝって、のど笛を喰い切り、銃と剣を奪ってくるような男だった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
ルクレチウスは素手でともかくも後代の物理的科学の基礎を置いたことは事実であるのに、頭脳のない書物と器械だけでは科学は秋毫も進められないのである。
寺田寅彦 ルクレチウスと科学 青空文庫
二人は取附く島も無く、落胆して、「ああ情ない、我あ素手では帰られましねえ。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
それを日本軍は、ほとんど素手で攻め落しているじゃありませんか。
太宰治 惜別 青空文庫
行かれるものか、素手で、どうして。
泉鏡花 第二菎蒻本 青空文庫
なにもわては敲かしまへんぜ」 むしろ開き直り、二三度押問答の挙句、お辰は言い負けて、素手では帰せぬ羽目になり、五十銭か一円だけ身を切られる想いで渡さねばならなかった。
織田作之助 わが町 青空文庫
深い井戸の長い弔瓶縄が冷たいから、梅に気の毒だと云って、お玉は手袋を買って遣ったが、それを一々|嵌めたり脱いだりして、台所の用が出来るものでは無いと思った梅は、貰った手袋を大切にしまって置いて、矢張素手で水を汲む。
森鴎外 青空文庫
作例 · 標準
取引先への挨拶に素手で行くわけにはいかないので、地元の銘菓を買い求めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
あれほど意気込んで山へ入ったのに、結局収穫ゼロで素手で下山する羽目になった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
裸一貫、まさに素手で異国の地に乗り込み、一代で富を築いた彼の半生は波乱万丈だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
素手で(すでで) — 幻辞.com