掴み合い
つかみあい
名詞
標準
文例 · 用例
そんなに、お二人とも、げらげら笑って、掴み合いして、いったい、どうしたのです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
怒った顔二つ暫時にらみ合って、やがて仲人の帰ったあと、勝手元で騒々しい物音や叫声がして、おどろいておたかが出て見ると、義枝と定枝が掴み合い掴み合っているのだ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
しまいには掴み合いの喧嘩になって、出て行け、ああ、出て行ったるわい。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
」 そんな問答をくりかえしたあげく、掴み合いの喧嘩になった。
— 織田作之助 『四月馬鹿』 青空文庫
男どもが、貴婦人の胸の中で掴み合いをはじめた。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
『恥を申し上げるのですが、実は昨夜妻と掴み合いの喧嘩を致しました。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
その三人は八百蔵、新蔵、勘五郎で、在来の立廻りの型を離れた一種の柔道のような手捕りの掴み合いを見せて、観客をはらはらさせた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
その喧嘩を舞台へ持ち出して、滅茶苦茶の掴み合いや殴り合いをやる。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫