相見え
あいまみえ
名詞
標準
face-to-face encounter
文例 · 用例
右は何れも約半里、乃至、一里余を隔てたる個所に、或は砂に埋もれ、又は岩の隙間に固く挟まれ居りたるものにて、よほど以前に漂着致したるものらしく、中味も、御高示の如き、官製|端書とは相見えず、雑記帳の破片様のものらしく候為め、御下命の如き漂着の時日等の記入は不可能と被為存候。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
何でもこの騒ぎがなくッちゃ治りません、因縁事とも相見えまして、町をはなれました、寺も、宮も。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
死人の相とは相見えぬがなう。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
腹藏なく申候へば「いはらき」歌壇は花も咲かざる雜草の茂れるが如く相見え申候。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
子珍すなわち辺先生を辞し、家に帰って父を見るに、なお息しいるので、火急に酒脯銭財を郊に致し、祭り、三たびその名を呼ぶと、玄石白馬に乗り、朱衣を著け、冠蓋前後騎従数十人、別に二人の青衣あって節を執って前引し、呵殿して来り、子珍|相見えて一に旧時のごとし。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
「本庄采女になみなみならずお目をかけさせらるるようにも相見えまするが……。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
せんこくから聴くところ、なかなか稽古を積んだものと相見える。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
死人の相とは相見えぬがのう。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
作例 · 標準
例句