皮をはぐ
かわをはぐ
表現動詞-五段-ガ行
標準
to skin
文例 · 用例
馬肉はどうです、たべますか、俺は馬の皮をはぐのは名人なんだ、たべるなら、取りに来なさい、馬の脚一本背負わせてかえします。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
疲労が、筍の皮をはぐやうに消えて行く……自分は、ゆるやかに首を回し、腕を伸し、胴を曲げて静かな体操を試みた。
— 牧野信一 『夏ちかきころ』 青空文庫
ひところの日本にあった、結婚はしたくはないが、子供は欲しいという表現は、ジュヌヴィエヴが、俗人でていさいやの父親というものに代表されているフランス社会の保守の習俗にぶっつけて、その面皮をはぐことで人間の真実の生活の顔を見ようと欲した激烈な感情とは、またおのずから質の異ったものであったと思える。
— 宮本百合子 『結婚論の性格』 青空文庫
ぼくの病気も解放された心の明るさに伴って一枚一枚皮をはぐように気分のよい日がつづいた。
— 村山俊太郎 『子どもの世界』 青空文庫
犬どもは猟師が狐の皮をはぐあいだだまって待ち、それから狐の尾についてしばらく追っていたが、やがてふたたび森のなかにはいってしまった。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
何だか、孔子という人間一人の化の皮をはぐために、自分が犠牲にでもなっているような気がしてならなかったのである。
— 下村湖人 『論語物語』 青空文庫
どうも君は私に対してはもう敬意なんかもっていないようだけれどね――私がフリーダに一こと二こといってやれば、それで君があの子をひっかけた嘘の皮をはぐのに十分なんだ。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
皮をはぐように、髯の根元が顎から離れて来たのである。
— 江戸川乱歩 『猟奇の果』 青空文庫
作例 · 標準
ベテランの料理人は、手早く魚の皮をはぐ作業をこなした。
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昔の猟師は、捕った動物の皮をはぎ、毛皮として利用した。
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この料理は、トマトの皮をはぐところから始まる。
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