乳飲み子
ちのみご
名詞
標準
suckling child
文例 · 用例
あたかもそこへ来かかった木樵にたのんで、赤児を木の上から取りおろしてもらって、ともかくもここまで抱いてきたが、長い旅をする尼僧の身で、乳飲み子をたずさえていては甚だ難儀である。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
結婚したその年すらも、子供を生んだ直後ですらも、その場合には乳飲み子を連れて行商にでる。
— 第二回 富山の薬と越後の毒消し≪富山県・新潟県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
まだ、この子が、まったく乳飲み子のときから、抱いたり、おぶったり、寝かせるとき、うたった歌であります。
— 小川未明 『雲と子守歌』 青空文庫
そのとき、ちょうど門口へ乳飲み子をおぶった女こじきが立って、無心をねがったのでした。
— 小川未明 『空にわく金色の雲』 青空文庫
また、ほかの一つの雲には、乳飲み子をおぶった女こじきが、のっていました。
— 小川未明 『空にわく金色の雲』 青空文庫
乳飲み子を抱いたこの避難は、さぞ辛かったろうと思われる。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
」 吐き出すようにこう云ったのは乳飲み子を膝へかかえ上げ、胸もとをひろげて乳房を出し、それを含ませている二十八、九の、痩せさらばえた女乞食であった。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
もうその次の瞬間には、乳飲み子を抱いている狂人の女と、早瀬とだけが後にのこり、ほかの者の姿が見えなくなっていた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はまだ乳飲み子を抱えており、夜も十分に眠れないでいる。
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乳飲み子を連れての旅行は、想像以上に大変だった。
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その母親は、大事そうに乳飲み子を胸に抱きしめていた。
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