義理一遍
ぎりいっぺん
名詞形容動詞名詞-の形容詞
標準
perfunctory
文例 · 用例
もとより義理一遍ではあらうが、道臣は京子をも連れて行かうと言つた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
……」と義理一遍に讀むのも、面白いことではないが、文吾は成るたけ早く寺へ行つて、少しでも多く和尚さんの側に居たかつた。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
決してお義理一遍になげやりにただ舞台を飾るというだけに置かれてあるような事はない。
— 淡島寒月 『活動写真』 青空文庫
それも義理一遍の挨拶ならだが、あの様子や、あの言葉つきや、あの顔つきから云ふと、心から感謝してゐるらしい。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
たまに行つても、義理一遍の訪問に終る事が多いので、歸り路には何時も詰らない氣がしてならなかつた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
耳の遠い髪の臭い薄ぼんやりした女ボオイに、義理一遍のビイルや紅茶を命ずる面倒もなく、一円札に対する剰銭を五分もかかって持て来るのに気をいら立てる必要もなく、這入りたい時に勝手に這入って、出たい時には勝手に出られる。
— 永井荷風 『銀座』 青空文庫
たまに行っても、義理一遍の訪問に終る事が多いので、帰り路にはいつもつまらない気がしてならなかった。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
三が詞に、義理一遍。
— 清水紫琴 『したゆく水』 青空文庫