讃
さん
名詞
標準
文例 · 用例
先生の訃音が一度伝われば、東都の新紙は異口同音に哀悼の意を表し、一斉に先生が俳壇における偉業を讃した。
— 伊藤左千夫 『正岡子規君』 青空文庫
「金銀は卑しきものとて手にも触れず、仮初にも物の直段を知らず、泣言を言はず、まことに公家大名の息女の如し」とは江戸の太夫の讃美であった。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「空無の味」のうちに「わが心、諦めよ」とか、「恋ははや味わいをもたず」とか、または「讃むべき春は薫を失いぬ」などの句がある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
即ち当時のヒューマニズムは、故意に神聖|冒涜の思想を書き、基督教が異端視する官能の快楽を追い、悪魔視される肉体の讃美をして、すべての基督教道徳に反抗した為、彼等の標語「芸術のための芸術」は、それ自ら異端的の悪魔主義や官能的享楽主義やを、言語自体の中に意味するように考えられた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
すなわち彼等の新しい詩は、何よりも先ず情緒を重んじ、恋愛を讃美し、そして形式上には、古典詩学の窮屈な拍節本位に反対して、より自由でメロディアスな、内容本位のスイートな音律を創見した。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
僕にとつてみれば、室生君の過去は一の英雄的生活であつた故に、その回想を書くことは、友の伝記における讃美であつた。
— 萩原朔太郎 『常識家の非常識』 青空文庫
僕はあの文章の前半を、伝記記者の熱情と讃美で書いた。
— 萩原朔太郎 『常識家の非常識』 青空文庫
後世になつてみれば、墓場の上に花環を捧げ、数万の人が自分の名作を讃へるだらう。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
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讃(さん、賛)または倭 讃 は、5世紀前半(古墳時代中期)の倭王。「倭王讃」とも。
出典: 讃 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0