主人持ち
しゅじんもち
名詞
標準
samurai attached to a daimyo
文例 · 用例
場所といい、事件といい、主人持ちの彼に取っては迷惑重々であったが、よんどころない羽目と覚悟をきめたらしく、かれは検視の終るまでおとなしくそこに抑留されていた。
— 張子の虎 『半七捕物帳』 青空文庫
「わたしは主人持ちで、思うように看病にも来ていられないからね。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
「なにしろ、わたしも主人持ちだから、毎日見舞いに来るわけにもいかない。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
主人持ちのかれとしては定めて迷惑するであろうと、半七も万々察していたので、この上かならず不料簡を起さないようにと、くれぐれも念を押してお鉄に別れた。
— 松茸 『半七捕物帳』 青空文庫
曽根も腹立ちまぎれに斬ってしまおうかと思ったのですが、自分も今は主人持ちですから、旧主人のかたきを討つというのは少し面倒です。
— 吉良の脇指 『半七捕物帳』 青空文庫
生れながらの宿なしもあるが、最近まで主人持ちであったというものも多い。
— 島木健作 『黒猫』 青空文庫
曾つて主人持ちであったものがことにひどい。
— 島木健作 『黒猫』 青空文庫
主人持ちでいた時には、その家の前を通ったというだけで吠えついたこともある奴が、今はさも馴れ馴れしげに尾など振って近づいてくる。
— 島木健作 『黒猫』 青空文庫
作例 · 標準
その頃、多くの武士は主人持ちとして仕官していた。
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主人持ちの侍は、主君の命令に絶対服従した。
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「私は、譜代の藩主にお仕えする主人持ちの武士として、誇りを持っております」と若侍は語った。
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