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感悦

かんえつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
四日、己亥、晴、将軍家聊か御病悩、諸人奔走す、但し殊なる御事無し、是若し去夜御淵酔の余気か、爰に葉上僧正御加持に候するの処、此事を聞き、良薬と称して、本寺より茶一盞を召進ず、而して一巻の書を相副へ、之を献ぜしむ、茶徳を誉むる所の書なり、将軍家御感悦に及ぶと云々。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
信長も大感悦で手ずから打鮑を取って賜わったが、そこで愈々其歳の冬十二になる女子を与えて岐阜で式を行い、其女子に乳人加藤次兵衛を添えて、十四と十二の夫婦を日野の城へと遣った。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
金沢『称名寺文書』に、当寺祈祷事、蝦夷已静謐之間、法験之至、殊感悦候、謹言 文保二年五月二十一日高時(花押)   称名寺長老とある蝦夷は、言うまでもなく当時なお奥羽の北部に蟠居せし蝦夷を指せるなり。
喜田貞吉 武士を夷ということの考 青空文庫
それとほとんど同時に、将軍は床几の上でサラリと白扇をひろげ、感悦ななめならぬ面もちで、「いずれも、あっぱれなるいたし方、ほめとらする。
丹頂の鶴 顎十郎捕物帳 青空文庫
……阿部さまもことごとくご感悦
御代参の乗物 顎十郎捕物帳 青空文庫
度々の彼の忠誠に、朝廷におかれても、御感悦はいうまでもなかったが、関白の近衛|前嗣などは、ひそかに彼のために案じて、(遠隔の地、こうお留守になされては、御本国の領も、さだめしお心もとないことでしょう。
吉川英治 上杉謙信 青空文庫
――さすがはさすがは」 勝家は感悦をくり返した。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
うわさにたがわぬ魯粛の人品に、内心すっかり感悦していた周瑜は、辞を低うしてこう説いた。
孔明の巻 三国志 青空文庫