斗
とます
名詞頻度ランク #12486 · 青空 1022 例
標準
kanji radical 68 at right
文例 · 用例
此時三つ斗りなる兒の、小く太りたるが、大きなる大人の下駄を引きずりて、縁先近く參りたる、覺束なき足もとなり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
それでも机の抽斗には小さな鏡が入れてあって、時によると一時間もランプの下で鏡を睨めている事がある。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
表装でもしておくといいと思いながらそのままに、色々な古手紙と一しょに突込んであったのを、近頃見せたい人があって捜し出して書斎の机の抽斗に入れてある。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
白花という名を冠らせるくらいだから白くはあるが、花冠の脊には、岩魚の皮膚のような、薄紅の曇りが潮し、花柱を取り巻いた五裂した花冠が、十個の雄蕊を抱き合うようにして漏斗の鉢のように開いている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
強いていおうならば北斗南面して看るという唐ようの古語にでも表現を譲るより仕方はあるまい。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
外を歩いてゐると、いつの間にか曇り出し小さいつむじ風が舗道の散らしビラを漏斗型に捲き上げる。
— ――何人か良案はないか?―― 『風と裾』 青空文庫
と畳みかけて仰する時我が腸は断ゆる斗に成りて、何の涙ぞ睚に堪へがたく、袖につゝみて音に泣きしや幾時。
— 樋口一葉 『雪の日』 青空文庫
「熨斗目」の腰に織り出してある横縞や、「取染」の横筋はいずれも宝暦前の趣味である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
「科」や「料」という漢字には、右側に斗(とます)の部首が含まれている。
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漢字のテストで、とますを部首に持つ漢字を三つ書きなさいという問題が出た。
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斗という部首は、升などの計量器具を象った形からきている。
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