一から
いちから
表現
標準
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文例 · 用例
なんて珍らしくもない話に大仰に驚いて見せたり、一から十まで嘘ばかりの社交を行ひ、天晴れ上流の客あしらひをしてゐるつもりのケチくさい小利口の大馬鹿野郎どもに、この龍宮の鷹揚なもてなし振りを見せてやりたい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その手段は、一から十まで詭計である。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
もちろん今でも未開時代そのままの模範的な迷信が到るところに行われて、それが俗にいわゆる知識階級のある一部まで蔓延している事は事実であるが、それとは少し趣を異にした事柄で、科学的に験証され得る可能性を具えた命題までが、一からげにして掃き捨てられたという恐れはないものだろうか。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
一から十までの数がどうしても読めません。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
一から見た十は十倍であるが、百から見た同じ十はわずかに十分の一だからである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
たとえば文士|渡辺篤君の家庭の夜の風景を表現するとして、そうしてねずみが騒いだり赤ん坊が泣いたり子供が強硬におしっこを要求したりして肝心の仕事ができぬという事件の推移を表現するにしても、何もあれほどまでに概念的、説明的、型録的に一から十までを一々|羅列して見せなくてもよいと思われる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
浅田さんのいうとおり、年のところに行くと少し明きすぎるようだが、わしらのような暮しでは一から十まで註文どおりにいかないのは覚悟していてくれんと埒はあくものではないぞ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
然るに自分の奉事する學術は一から十まで實驗の上に立脚してゐる。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
作例 · 標準
「失敗を恐れる必要はない。ダメだったらまた一からやり直せばいいだけだ」
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異国の地で、言葉もままならない状態から一から生活を築き上げた苦労は計り知れない。
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中心人物の離脱により、プロジェクトの計画を一から練り直すことを余儀なくされた。
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「専門用語を一切使わずに、この制度の仕組みを一から分かりやすく解説してください」
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