様先
さまさき
名詞
標準
文例 · 用例
然者兼而御話御坐候老人会、弥重陽明日御催に付、拙子も罷出候様先日令弟御入之所、不在に付不得拝答。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」「だつて阿父様先日お話しになつたぢやないの。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
貴様先刻から、あちら、こちらにいじくりまわしていたが、俺の知らぬ間にダイヤモンドを取り出して、俺がはらわたの事を知らぬと思って、子宮だなどといって、うまくごまかすのだろう」 ぱッと仙波は京山にとびつきました。
— 小酒井不木 『稀有の犯罪』 青空文庫
東京書林組合は又毎月二日と十日に神田御成街道の貸席青柳の二階に市を開き御とくいのお客様先生方の御閲覧を請ふ。
— 永井荷風 『古本評判記』 青空文庫
母様は――龍之助様先途を見届けるのはお前の役目、私は決して止めはしない――と仰しゃいます」「――――」 龍之助は涙ぐましい心持でうなずきました。
— 野村胡堂 『大江戸黄金狂』 青空文庫
時下寒氣相|募申候處、御一同樣先以御機嫌能御暮被爲遊候由、幸賀之至り此事に奉存上候。
— 西郷隆盛 『遺牘』 青空文庫