刀掛け
かたなかけ
名詞
標準
sword rack
文例 · 用例
湯屋の二階には刀掛けがあった。
— 湯屋の二階 『半七捕物帳』 青空文庫
けさは女が休んだものですから、二階も散らかって居ります」「女は休んだか」と、武士は刀掛けに大小をかけながらちょっと首をひねった。
— 湯屋の二階 『半七捕物帳』 青空文庫
百合子が子供の頃に飼つた悪戯鸚鵡の「ミンミー」が鹿の角の刀掛けにとまつてゐるかと思ふと、古典版のブリタニカの書棚の前では印度産の大孔雀が、見事に翼を拡げてゐた。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
そして、その上には、紺紙金泥に、金襴の表装をした経巻一巻と、遺書を包んだ袱紗とが、置かれ、その机と、枕との間には、豊後国行平作の、大脇差が、堆朱の刀掛けに、掛かっていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
暫くして、西郷が出て来て「有村」 と、云って、刀を、刀掛けに置いて、坐った。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
床の間の南画の山水の前に寒牡丹が活けられ、厳かに大小の刀が刀掛けに掛けられていた。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
いきなり床の間の刀掛けの大刀をわし掴みにすると、「ヤーッ」 気合いとともに、抜き放った。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
その外室内の装飾の様子、太刀や物具や刀掛けのきらびやかさ、金銀の蒔絵をした調度類の贅沢さから推して、こゝが普通の侍の詰所でないことは疑う餘地がない。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
作例 · 標準
旅館の床の間には、格式高い黒漆塗りの刀掛けが置かれ、名刀が鎮座していた。
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「その刀は、手入れが終わったら元の刀掛けに戻しておいてください」
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博物館の照明の下で、刀掛けに横たわる太刀の刃文が美しく輝いている。
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