西郭
にしくるわ
名詞
標準
文例 · 用例
其一は蒔繪の圖案を集めたもので、西郭、溪雲、北可、玉燕女等と署した畫が貼り込んである。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
金勝寺は西安の西郭外約三支那里の處にある。
— 桑原隲藏 『大秦景教流行中國碑に就いて』 青空文庫
私は景教碑探望の翌々日に、咸陽・乾州・醴泉方面に、約一週間程旅行して、十月四日の午後、西安に歸着する時、西郭で十數の苦力が、一大龜趺を城内に運び行くのに出遇つた。
— 桑原隲藏 『大秦景教流行中國碑に就いて』 青空文庫
要害といえばこれだけで区内に三つの曲輪があって、東曲輪、西曲輪、中曲輪と称されていた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
西曲輪は姫嬪の住坊、人質曲輪とも呼ばれていた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
横田十郎兵衛は表門へ、大熊備前守は裏門へ、三枝勘解由左衛門は西門へ、曽根十郎兵衛は東門へ、市川梅印は中|曲輪へ、原与左衛門は東曲輪へ、長坂釣閑は西曲輪へ、各自の持ち場へ帰って行った。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
「お湯殿にお渡りか」 迦羅奢がたずねると、小姓は、「いいえ、大殿に召されて、西曲輪へお越しになりました」 という。
— 細川ガラシヤ夫人 『日本名婦伝』 青空文庫
西曲輪は、良人の父、幽斎細川|藤孝の住居とされている所である。
— 細川ガラシヤ夫人 『日本名婦伝』 青空文庫