儘よ
ままよ
感動詞
標準
whatever
文例 · 用例
ああその力をもってなぜ救わぬ、儘よ!
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
そんな我儘より、もっと偉いのは、しかもその日だって云うんですがね。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
気がつくと男瀧の方はどう/\と地響打たせて、山彦を呼んで轟いて流れて居る、あゝ其の力を以て何故救はぬ、儘よ!
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
「どうしたえ、儘よ/\でもやんねえか勘次さん。
— 長塚節 『土』 青空文庫
なう古鏡、このあした、汝を抱きて歎く身の述懷は夢か、蜃氣樓、それにも似つる幻か、いずれ覺むべきものならば、儘よ、短かき晝の間を、飽かぬ睦びにあくがれて、悲しき闇を忘れまし。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
』『えゝ、私は我儘よ。
— ――ある妻の手紙―― 『道』 青空文庫
儘よ「もう一羽飛ばしてやれ」といふ気になつて、「何うなりと御意にしたがへ、ほとゝぎす」とつけて、何喰はぬ顔で政宗の方へ押しかへした。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
……佐伯さんだってあんまり我儘よ。
— 豊島与志雄 『野ざらし』 青空文庫