湯加減
ゆかげん
名詞
標準
water temperature (esp. bath)
文例 · 用例
婆やは後ろ向きのかやをじっっと抱いたまま、眼を瞑って、暫らく湯加減を味って居た。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
今朝は湯加減が殊によろしいように思われて身神爽快。
— 岡本綺堂 『秋の修善寺』 青空文庫
しかし長次も親譲りの負けぬ気性、湯加減を偸んで名刀の名を馳せし刀鍛治左文字の故事を学ぶの最後の智慧を以て、或日は薄暮、或日は暁暗、亦時として通りすがりの様を装つて、新八、太七の工場の前を窺つては中の様子にそれとなく注意を払ふのであつたが、却※にその効もなく、そのまゝ日数を経て行つた。
— 幸田露伴 『名工出世譚』 青空文庫
そこに踞んでいた、例のつんつるてん鞠子の婢が、湯加減を聞いたが上塩梅。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
『湯加減、湯加減、』『水加減。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
湯のなかで生きていられるといっても熱湯ではとても堪まらないのであるから、売り主はいいくらいに湯加減をして置いて、さてその金魚を放してみると、二匹ながら紅い尾を振って威勢よく泳ぎまわったので、其月も得心した。
— 冬の金魚 『半七捕物帳』 青空文庫
『馬鹿ッ、上官に反抗するか、上官は敵前渡河は馬に乗つてやるもんぢや―』 村会の議題『旦那の湯加減並に蝋燭製造の件』 電燈も、飯米も、肥料も、種子もない。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
そしてお互の対比と配合が見れどもあかぬ趣きを持ってゐたので、ほのぼのとしてそこの空気に浸ってゐることは誠に湯加減がよかった。
— 原民喜 『四五ニズム述懐』 青空文庫
作例 · 標準
「お風呂の湯加減はどう?熱すぎない?」と母が尋ねた。
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温泉旅館では、ちょうど良い湯加減になるように常に調整されている。
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赤ちゃんの沐浴には、少しぬるめの湯加減が良いとされている。
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