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鬼百合

おにゆり異読 オニユリ
名詞
1
標準
tiger lily (Lilium lancifolium)
文例 · 用例
」 ささめ、為朝、博多、鬼百合、姫百合は歌俳諧にも詠んで、誰も知ったる花。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
門まで僅か三四|間、左手は祠の前を一坪ばかり花壇にして、松葉牡丹、鬼百合、夏菊など雜植の繁つた中に、向日葵の花は高く蓮の葉の如く押被さつて、何時の間にか星は隱れた。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
・朝風の青草食みつつ馬は尾をふる・日影ゆるゝは藪ふかく人のゐて・炎天の機械がうごく人がうごく(アスフアルトプラント)    □ ひらいてゆれてゐる鬼百合のほこり・朝からはだかで雑草の花 糸瓜さいて垣からのぞく 殺された蚊でぞんぶんに血を吸うた蚊で・風が吹きとほすまへもうしろも青葉 七月廿日 土用入。
大田 行乞記 青空文庫
夏草にまじつて、こゝそこに咲きみだれてゐる鬼百合はまつたく炎天の花といひたい矜持をかゞやかしてゐる。
大田 行乞記 青空文庫
見つゝ思はず悚然として、いしくも咲いたり、可愛き花、薊、鬼百合の猛くんば、我が言に憤りもせめ、姿形のしをらしさにつけ、汝優しき心より、百年の齢を捧げて、一朝の盛を見するならずや、いかばかり、我を怨みなんと、あはれさ言ふべくもあらず。
泉鏡花 草あやめ 青空文庫
門まで僅か三四|間、左手は祠の前を一坪ばかり花壇にして、松葉牡丹、鬼百合、夏菊など雑植の繁った中に、向日葵の花は高く蓮の葉の如く押被さって、何時の間にか星は隠れた。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
黒い繻子の手ざはりがきゆつ、きゆつと……暑い、苦しい、くるしい日、渋い鬼百合の赤さ、鮮かな臭の強さ、湿つた褐色の花粉の細かにちる……背後の床の間の大輪。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
柳河の夏はかうして凡ての心を重く暗く腐らしたあと、池の辺には鬼百合の赤い閃めきを先だてゝ、※くが如き暑熱を注ぎかける。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
作例 · 標準
例句