黜
黜
名詞
標準
文例 · 用例
この年|前に貶黜せられた抽斎の次男矢島|優善は、纔に表医者介を命ぜられて、半その位地を回復した。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
「優善さんは一時の心得|違から貶黜を受けた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
此|貶黜は阿部家の医官が其主の病を治して、主の館を捐つるに会ふごとに、例として行はれたものださうである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
幼くして加賀中納言|斉泰の奥に仕へたが程なく黜けられた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
些か後悔した武帝が、しばらく後に彼を中書令に取立てたが、官職の黜陟のごときは、彼にとってもうなんの意味もない。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
末広一雄君の『人生百不思議』に日本人は西洋人と変り神を濫造し黜陟変更するといった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
末広一雄君の『人生百不思議』に曰く、日本人は西洋人と異なり、神を濫造し、また黜陟変更すと。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
やがて文林郎内台御使を授けられたが、その同僚に雲石不花という者があって、これと仲が悪かったので、そのために讒言をせられて、雷州の録事に黜けられた。
— 田中貢太郎 『富貴発跡司志』 青空文庫