生経
せいけい
名詞
標準
文例 · 用例
ただし『仏説観弥勒菩薩|下生経』に、この閻浮提洲、弥勒の世となって、危険な物や穢い物ことごとく消え失せ、人心均平、言辞一類となり、地は自然に香米を生じ、衣食一切の患苦なしとあるに、無数の宝を蔵めた四大倉庫自然に現出すると、守蔵人、王に白す。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『観弥勒菩薩下生経』に弥勒は鶏頭山に生まるべしとあれば、かたがたこの仏は鶏に縁厚いらしい。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
そのあらはしの方法は、卒業どころか一生経つてもその腕の十分でないのを嘆かなければならないやうなものだと思つてゐる。
— 田山録弥 『手品』 青空文庫
源氏物語を書くだけの大きな文学上の才能と人生経験をもちながら現実の、婦人としての生活は男子なみでなかったということがよく判る。
— ――文学にそって―― 『女性の歴史』 青空文庫
ある読者の人生経験の角度が、ある作家の人生と文学の角度とくいちがって来て、そこに共感が失われるという事実はしばしば起り得る。
— 宮本百合子 『心に疼く欲求がある』 青空文庫
頬をきざむ皺に、人間的な、或いは浮世的なと言いたい、人生経験といったようなものが、深く彫り込められて見えるのである。
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
人生経験というものは大したものね。
— 一九四四年(昭和十九年) 『獄中への手紙』 青空文庫
お祭りのように所謂お嫁に行った者は、一生経っても、此我等二人、と云う、深い淋しい身の緊る感銘は受け得ないだろう。
— 宮本百合子 『小さき家の生活』 青空文庫