京言葉
きょうことば
名詞
標準
文例 · 用例
」 その細君は、津軽|訛りの無い純粋の東京言葉を遣っていた。
— 太宰治 『雀』 青空文庫
それは仙台の人たちだって、かなり東北訛りは強かったが、私の田舎の言葉ときたら、それどころでは無く、また、私も無理に東京言葉を使おうとしたら、使えないわけはないのだが、どうせ田舎出だという事を知られているのに、きざにいい言葉を使ってみせるのも、気恥かしいのである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
」とその生徒は、いかにもたどたどしい東京言葉で、「しかし、だいたいわかるような気がします。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
之を要するに、何の事は無い、私より以上に東京言葉を使うのに苦労している人を見つけて私が大いに気をよくしたという事が、私と周さんとの親交の端緒になったと言ってよいかも知れないのである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
京のどすが大阪のだすと擦れ違うのは山崎あたりゆえ、伏見はなお京言葉である。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
木屋町へはいってからも、千枝子は巧く京言葉が使えなかったが、この際は京言葉の方が柔く断れると思ったので、一生懸命使った。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
」 三年の間に道子はすっかり東京言葉になっていた。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
また、何がゆえに、浅学不通まで打ちまけて、こんな前書をするかといえば、実はその京言葉である。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
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京言葉(きょうことば、京ことば)とは、京都一帯で用いられる日本語の方言である。近畿方言(関西弁、上方語)の一種であり、大阪弁とともにその中核をなす。ここでは京都市を中心に旧山城国の方言を取り上げる。山城以外の京都府内の方言については、丹波方言、舞鶴弁、丹後弁を参照。
出典: 京言葉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0