槌骨
つちこつ異読 ついこつ・つちぼね
名詞
標準
malleus (bone of the ear)
文例 · 用例
彼等のその最後の顏は、八日過ぎると、もう穴があき、あつちこつち紙のやうに薄つぺらになる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
あつちこつちで音がする。
— 新美南吉 『どらが鳴る』 青空文庫
私はまた、あんまり弁当があつちこつち動くもんですから…………」「何だと失敬な。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
そろそろ夕景が薄つてきてあつちこつちの屋根の上に亭主のしやべるが光り出した。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
」と続けざまに喚きながら、あつちこつちと追ひまくつた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
あつちこつちの家を探すが、栄蔵は見つからない。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
大正八年九月相州小田原木兎の家にて白秋とんぼの眼玉蜻蛉の眼玉蜻蛉の眼玉は大かいな、銀ピカ眼玉の碧眼玉、円るい円るい眼玉、地球儀の眼玉、忙しな眼玉、眼玉の中に、小人が住んで、千も万も住んで、てんでんに虫眼鏡で、あつちこつち覗く。
— 北原白秋 『とんぼの眼玉』 青空文庫
魚は兵たいを飲みこんだまゝ、そつちこつちと、いきほひよくはねまはりました。
— 鈴木三重吉 『一本足の兵隊』 青空文庫
作例 · 標準
耳の奥にある槌骨は、音を伝える重要な役割を担っている。
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彼は中耳炎で槌骨の動きが悪くなり、聴力が低下した。
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解剖学の授業で、耳小骨の一つである槌骨について学んだ。
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ウィキペディア
槌骨(つちこつ、ついこつ、malleus)は、中耳にあるハンマー(槌)の形をした小さい骨である。砧骨に接続し鼓膜の内面に取り付けられている。鼓膜から砧骨に音の振動を伝達する。
出典: 槌骨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0