急を救う
きゅうをすくう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to help (a person) out of danger
文例 · 用例
それで全国民は函館罹災民の焦眉の急を救うために応分の力を添えることを忘れないと同時に各自自身が同じ災禍にかからぬように覚悟をきめることがいっそう大切であろう。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
自分も、その風潮に刺戟せられて、支那の危急を救うためには、必ず或る種の革命が断行せられなければならぬと察照するに到ってはいたが、しかし、それには、列国の文明の本質をさらにもっと深く究明するのが何よりも緊急の事のように思われた。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
兄妹がむかい合って、いたずらに父の非をかぞえ、父の悪行を嘆いていたところで、当面の急を救う上には何の役にも立たない。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
可愛がられて居た主人に殉死をするとか、或は主人の身代りになって死ぬとか、或は主人の急を救うとかという話を読みました。
— 小酒井不木 『狂女と犬』 青空文庫
此の人と秀子との関係は分らぬけれど、秀子に新しい命を与えるとまで云われる人だから、此所で其の新しい命を与え、死中に活を得て秀子の危急を救うて貰わねばならぬ。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
五年の後に夫が将軍に謁した時、五百はこの支度の一部を沽って、夫の急を救うことを得た。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
四歳にして父をうしない、二人の孤が母を擁して相泣きし時、身をささげて彼らの急を救うた者は叔父のリチャード・ロイドであった。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
それにしても、この少年が祖国の危急を救う唯一の人物だとは、――実際、今さし迫っている戦局を有利に導くものがありとすれば、栖方の武器以外にありそうに思えないときだった。
— 横光利一 『微笑』 青空文庫
作例 · 標準
消防隊は火災現場に駆けつけ、閉じ込められた住民を急を救うようにして救出した。
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不慮の事故で窮地に陥った友人を、彼は間一髪で急を救うように助け出した。
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「大丈夫か!? 早くここから逃げるんだ、急を救うぞ!」
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