幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
混沌忽ちけて、天地遽に開け、魑魅遁竄して、翔走皆欣ぶの勢が現はれるところの、所謂『水門開』の有樣を示す。
幸田露伴 努力論 青空文庫
藝術の如きは、張る氣を以てこれに當りこれに當りする時は、終に一氣兩して、『澄む氣』を生じて、『濁る氣』を離れるに至り、全く塵俗の毀譽褒貶などを超脱し、又浮世の得失利害などを忘卻しきつた境界に立到るに及び、明らかに一進境を現ずるに至るのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
よつて之を總べて談ずれば蕩々浩々たる一氣であるが、之をいて語れば、方處性相名目差別無き能はずである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
だから、人生を論じ、自然を説いて、微をき、幽を闡く頭はあっても、目前で青二才の私が軽蔑しているのが、先生には終に見えなかったのだ。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
譬へば殼硬き胡桃のき難きが如し。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
されど君は能くき能く解き給ふならん。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
美はこれをいて繁き意義となし、これを統べて深き考思となすべし。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
金をば薄き給金をきて還し參らせん、縱令我身は食はずとも。
森鴎外 舞姫 青空文庫