謹賀
きんが
名詞頻度ランク #33353 · 青空 2 例
標準
wishes of happiness
文例 · 用例
」 元旦「謹賀新年。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
昨年の正月だつたか、骸骨の畫を書いた上へ、「ごし/\とおろす大根の身が減りて殘りすくなくなりにけるかな」とした老僧の葉書が、多くの「謹賀新正」の中に混つてゐたのを思ひ出して、私はいよ/\大根が摺り減らされたかと、哀はれに思つてゐたが、一月も末になつてから、子供の字で「賀正」としたのが老僧の名で來た。
— 上司小劍 『ごりがん』 青空文庫
村々の役人から信用組合の人々まで総勢洩らすところなく姓名を連ねた謹賀新年の広告を載せる。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
(兄より妹へ) 謹賀新年。
— 大下宇陀児 『偽悪病患者』 青空文庫
(二九・一一・七) * 謹賀新年。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
人は総て死を期していない、寧ろ生きんがために焦っているのである。
— 岡本綺堂 『一日一筆』 青空文庫
ところが、そのよろこびのまっさいちゅうに、ヘンデル先生は、ふとした不注意から、ばいきんが目にはいり、それがもとで、死んでしまいました。
— 新美南吉 『丘の銅像』 青空文庫
こんなうなぎをつかんだといって、両方の手の指で、てんびんぼうほどの太さをして見せるので、ほんとうかと思っていってみると、筆ぐらいのめそきんが、井戸ばたの黒いかめの底にしずんでいるというふうである。
— 新美南吉 『久助君の話』 青空文庫