幻辞.com

旧券

きゅうけん
名詞
1
標準
文例 · 用例
「何だか元気がないね」「新券になってから、煙草が買えないんだ」「旧券のうちに、買いためて置くという手は考えたの」「考えたが、外出する暇がなくってね。
織田作之助 青空文庫
百円紙幣の証紙なら三十円の旧券で買う奴もあるだろう。
織田作之助 青空文庫
この旧券の三百円を預けるとそのまま新円で引き出せる。
織田作之助 青空文庫
旧券の時に、市電の回数券を一万冊買うた奴がいるらしい」「へえ、巧いことを考えよったなア。
織田作之助 郷愁 青空文庫
旧券で買い占めて置いて、新券になったら、読みもしないで、べつの古本屋へ売り飛ばすんだ」「なるほど、一万円で買うて三割引で売っても七千円の新券がはいるわけだな」「しかし、とてもそれだけの本は持って帰れないから、結局よしたよ。
織田作之助 郷愁 青空文庫
手持現金旧券+(新円100円×家族人数)+500円以内の給料+300円+(100×X) 旧券は、それがどれほどどっさり在ろうとも貯金して、(封鎖されて)手持現金としては、家庭の人数当に一人百円ずつ新円にかえられる。
宮本百合子 私たちの建設 青空文庫
旧券封鎖で、物価はどうなるかと、目をみはって来る日を迎えた。
宮本百合子 私たちの建設 青空文庫
手持現金旧券+(新円100円×家族人数)+500円以内の給料+300円+(100円×X) ところで、このはっきりとした式をしげしげと眺めているうちに、私たちの心には、いくつかの疑問がわいて来た。
宮本百合子 モラトリアム質疑 青空文庫