高直
こうじき異読 こうちょく
形容動詞名詞
標準
expensive
文例 · 用例
高田はお藤をじろりと見て、「だが千円は頗る高直だ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
遥か後に藤原広嗣が宰府で一声に七度嘶くを聞き尋ね、高直で買い取った馬は初め四の杭に登り立ち、数日後には四足を縮めて一の杭に立ち、よく主人を乗せ走りて毎日午前は筑紫午後は都で勤務せしめ、時の間に千五百里通うたという(『松浦廟宮本縁起』と『古今著聞集』第三十)。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
本朝にも弥勒の平等世界を唱えて衆を乱した事歴史に見ゆとは何を指すのかちょっと分らぬが、『甲斐国妙法寺記』に、永正三|丙寅、この年春は売買去年冬よりもなお高直なり。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
この頃は諸式|高直のために、江戸でもときどきに打毀しの一揆が起った。
— 向島の寮 『半七捕物帳』 青空文庫
八 追々お話が央ばに相成りますから、これからが面白く成りますが、兎角開けぬ其の昔のお物語は嘘のようなお話が多いというのは、物成が極お安く、唯今では物価が高直で、昔のお値段の事を唯今申すと嘘らしいような事があります。
— 三遊亭圓朝 『鹽原多助一代記』 青空文庫
いわんや武備なるものはこれを驕奢品として考うればもっとも不廉|高直なる代物なるにおいてをや。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
それ驕奢品は必要品ののちにおいてし、高直なる驕奢品は廉直なる驕奢品ののちにおいてするはこれ経済的自然の順序なり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
時節悪しきにてはなし、分限を忘るる故|諸色高直に相成るなり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
作例 · 標準
その骨董品は、高直な値が付けられていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は高直な宝石に目がなく、コレクションを増やし続けている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「こんなに高直なワイン、滅多に飲めないよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash