珸
珸
名詞
標準
文例 · 用例
王廷珸字は越石という者があった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
そこへ付込んで廷珸は杜生に八百金を提供して、そして「御返金にならない場合でも御宅の窯鼎さえ御渡し下されば」ということをいって置いた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
杜生はお坊さんで、廷珸の謀った通りになり、鼎は廷珸の手に落ちてしまった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
廷珸は大喜びで、天下一品、価値|万金なんどと大法螺を吹立て、かねて好事で鳴っている徐六岳という大紳に売付けにかかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
徐六岳を最初から廷珸は好い鳥だと狙っていたのであろう。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
ところが徐はあまり廷珸が狡譎なのを悪んで、横を向いてしまった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
廷珸はアテがはずれて困ったが仕方がなかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
その中に泰興の季因是という、相当の位地のある者が廷珸に引かかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫