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大づかみ

おおづかみ
形容動詞名詞
1
標準
rough (explanation, details, etc.)
文例 · 用例
下編 其の適用         一 近代の文学を最も大づかみにわけるならば、古典主義、浪漫主義、自然主義の三つに分けることができるであらう。
平林初之輔 文学方法論 青空文庫
私は文学は科学的に、方法的に研究し得ることを前提として、如何なる方法を適用すべきかを明かにし、極く大づかみにこれが応用を試みたのである。
平林初之輔 文学方法論 青空文庫
しかしその目安書というのが今日の刑法などに比べると余ほど大づかみに出来ていますから、なにか毛色の変った不思議な事件が出来すると、目安書だけでは見当が付かなくなって、どんな捌きを下していいのか、係りの役人どもはみんな頭を痛めてしまうんです。
小女郎狐 半七捕物帳 青空文庫
十年間の多産豊饒な漱石の文学作品を見渡すと、ごく大づかみないいかたではあるが、藤尾風な趣味的・衒学的女は初期の作品に現れただけで姿を消し、藤尾の性格の中から、ゴーチェの「アントニイとクレオパトラ」を愛読するロマンティックな色彩をぬき去った女の面が、次第に現実的に発展させられて来ている。
――鴎外・漱石・荷風の婦人観にふれて―― 歴史の落穂 青空文庫
一方には、小説は学問や教養で書くのではない、という、創作における教養の役割を否定的に見た人々があり、その大づかみな分けかたの中には自然主義から発足した作家たちも、白樺のように人間性にじかに立って自分の声を生のままで育てようと努めていた人々も入ったと云える。
宮本百合子 作家と教養の諸相 青空文庫
文明というと、たとえば十六世紀の日本の文明に二十世紀日本の文明を対比しているように、非常に大づかみにある時代なり社会なりの到達した人智開発の水準を概括して呼べると思う。
宮本百合子 婦人の文化的な創造力 青空文庫
それにつながった運命の大づかみな色合いというものも、周囲としては略想像することが出来る。
宮本百合子 知性の開眼 青空文庫
ディフォーメイションは大づかみにいえばそのものとして発展する新しさを失った、近代の資本主義の社会の現実の中で、それを本質的に飛躍させる力をもたない精神が物憂く非人間的な現実からの脱出をもとめてもがきまわった、落着きない眼玉にうつった事象である。
宮本百合子 ディフォーメイションへの疑問 青空文庫
2
標準
grabbing a big handful