嘗め
なめ
名詞頻度ランク #13854 · 青空 0 例
標準
lick
文例 · 用例
そして飲みたくない酒を嘗めさせられ、食いたくない雑煮や数の子を無理強いに食わせられる事に対する恐怖の念をだんだんに蓄積して来たものであるらしい。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
話は判っててよ」 女は、この類いで、この若き獣神が生きとし生けるものの醜悪の底の味いを愛惜し、嘗め潜って来たであろうことを察して、悪寒のある身慄いをした。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
小さい口から嘗めかけの飴玉を取出して、涎の糸をひいたまま自分の口に押し込んだりした。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
牛は泉を飲まないで、却って苔の中のたまり水を、ピチャピチャ嘗めました。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
魂を打込んだ真心が幾度か無惨に裏切られ、悩みに悩みを嘗めて鍛えられた心がいつわりやすい目的に目をくれなくなるのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
室生犀星の抒情詩は、あの無心な小學一年生が舌で鉛筆の心を嘗めつけながら、紙の上にごしごしと書いてゐるところの、あの片假名の作文を思ひ出させる。
— 萩原朔太郎 『室生犀星君の人物について』 青空文庫
その特殊な文章は、丁度小學校の一年生が、鉛筆の心を舌で嘗めつけながら、一所懸命で紙の上に書きつけてる、あの片假名の作文を聯想させる。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に就いて』 青空文庫
またそれを嘗めて見るのが私にとつて何ともいへない享樂だつたのだ。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
作例 · 標準
ソフトクリームを一嘗めしただけで、甘さが口いっぱいに広がった。
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猫が毛並みを整えるために、一嘗め二嘗めと入念に毛繕いをしている。
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飴の最後の一嘗めを惜しむように、口の中で転がした。
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標準
bottom card of the draw pile
作例 · 標準
山札の一番下にある嘗めを確認してから、カードを引き始めた。
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相手が嘗めのカードを覚えているかもしれないので、不用意なシャッフルはできない。
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ルールによっては、嘗めのカードが見えた時点で無効になる場合がある。
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標準
tasting (a nobleman's) medicine to see if it contains poison
作例 · 標準
毒見役の侍が殿の薬を嘗めし、異常がないことを報告した。
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嘗めの儀式を終えるまで、将軍はその膳に箸をつけることはなかった。
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命をかけた嘗めの役目を、代々その家系が担ってきたという。
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