唐様
からよう
名詞
標準
Chinese design
文例 · 用例
真国は唐様の手を見事に書いた。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
筆跡は巻頭に掲ぐる通り、二川様に、お家様、定家様、唐様等を加味したらしい雅順なものである。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
なれども御三代の当主と来ては、いやはや何と言うか、売家と唐様で書く三代目どころの騒ぎではござりませぬわい。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
元義の筆跡を見るに和様にあらずむしろ唐様なり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
譬えば上等士族は習字にも唐様を学び、下等士族は御家流を書き、世上一般の気風にてこれを評すれば、字の巧拙を問わずして御家流をば俗様として賤しみ、これを書く者をも俗吏俗物として賤しむの勢を成せり。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
彼が倭様の字よりも、唐様を愛して、而も其が次第に移つて行つたのである。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
此はどうしても、唐様を本格とした所にあるのだ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
其飛鳥都すら、高天原広野姫尊様の思召しで、其から一里北の藤井个原に遷され、藤原都と名を替へて新しい唐様のきら/\しさを尽した宮殿が建ち並ぶ事になつた。
— ――初稿版―― 『死者の書』 青空文庫
作例 · 標準
この茶室は、壁の装飾から柱の組み方まで、見事に唐様で統一されているね。
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彼女の着物は、大胆な花柄と金糸の刺繍が施された、いかにも唐様といった豪華なデザインだ。
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庭園の石灯籠は、繊細な彫刻が施された唐様で、静かな趣を醸し出している。
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標準
traditional architecture associated with Zen
作例 · 標準
侘び寂びの精神が息づくこの寺院は、余計な装飾を排した唐様建築が特徴だ。
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住職は、書院の障子の配置から縁側の広さまで、すべてが唐様の哲学に基づいていると語った。
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枯山水の庭と一体となった本堂は、禅の思想を体現する唐様建築の傑作と言えるだろう。
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ウィキペディア曖昧さ回避
唐様(からよう)とは、 和風ではなく中国風であること。唐風と同義。 例)「唐様にいへば風流瀟洒」(当世書生気質) 中国風の書跡のこと。特に江戸時代の学者間で流行した書風をさし、墨跡に明・清代の書風を加味したもの。日本の書流#唐様を参照。 行書・草書以外の漢字書体で、篆書・隷書・楷書などをさす。 日本の伝統的な寺院建築の様式の一つ。禅宗様を参照。
出典: 唐様 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0