氷砂糖
こおりざとう
名詞
標準
rock candy
文例 · 用例
空はまるで新らしく拭いた鏡のやうになめらかで、青い七日ごろのお月さまがそのまん中にかゝり、地面はぎらぎら光って嘉ッコは一寸氷砂糖をふりまいたのだとさへ思ひました。
— 宮沢賢治 『十月の末』 青空文庫
読者知るや、さんが、オムレツを啣んで、あゝ、うまい、と嘆じ、冴返る身に沁々とほつき貝と、芥川さんが詠じて以来、――東京府の心ある女連は、東北へ旅行する亭主の為に鰹のでんぶと、焼海苔と、梅干と、氷砂糖を調へることを、陰膳とゝもに忘れない事に成つた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
」と冷かしたが、元来、衣裳鞄の催促ではない、ホツキ貝の見舞に来たのだから、先づ其次第を申述べる処へ……又近処から、おなじく、氷砂糖、梅干の注意連の女性が来り加はつた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
空はまるで新らしく拭いた鏡のようになめらかで、青い七日ごろのお月さまがそのまん中にかかり、地面はぎらぎら光って嘉ッコは一寸氷砂糖をふりまいたのだとさえ思いました。
— 宮沢賢治 『十月の末』 青空文庫
その手の甲はわつぷるのふくらみでその手の指は氷砂糖のつめたい食慾ああ この食慾子供のやうに意地のきたない無智の食慾。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
その手の甲はわつぷるのふくらみでその手の指は氷砂糖のつめたい食慾ああ この食慾子供のやうに意地のきたない無恥の食慾。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
飲める口の水姓氏には酒を分ち、飲めぬ口の塩谷氏には氷砂糖を分ちて、一行二分す。
— 大町桂月 『層雲峡より大雪山へ』 青空文庫
口に氷砂糖を含まば、なお一層元気を失わざるべし、立ち留まること百回にも及びたりけむ。
— 大町桂月 『層雲峡より大雪山へ』 青空文庫
作例 · 標準
琥珀色の氷砂糖は、紅茶に入れると上品な甘さになる。
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梅酒を漬ける際には、氷砂糖を使うのが一般的だ。
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子供の頃、風邪をひいた時に氷砂糖をお湯に溶かして飲んだ記憶がある。
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ウィキペディア
氷砂糖(こおりざとう)は、砂糖の一種で、精製糖の溶液から再結晶させたもの。加工糖の一種である。外見が氷とよく似ているため、この名がある。
出典: 氷砂糖 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0