此れ迄に
これまでに
副詞
標準
before now
文例 · 用例
のみならず、自分がこれまでに読んだ馬琴や近松や三馬などとは著しく違った特色をもった作者であることが感ぜられた。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
これまでにも可愛らしいと思わぬことはなかったが、今日はしみじみとその美しさが身にしみた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
實際このインテイメイトなプルウストの話し方は佛蘭西人の生活や生活感情と云つたものを、これまで僕達が佛蘭西の小説を讀んで親しんでゐたより以上に、よりリアルに、僕達に近づけたので、僕達はさう云つた生活のデイテイルに限りのない親しさを感じる一方、またこれまでにない拒絶の感情をもうけとるのだ。
— 梶井基次郎 『「親近」と「拒絶」』 青空文庫
そこで一つ間違を致しますと、そういう人は慌てまして、きっとこれまでに覚えている因襲の内の、一番現在の場合に当嵌りそうなのを持って来て、それを応用しようと致すのでございましょう。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
處で、これまでにも文藝作品の映畫化されたものは數知れない。
— 南部修太郎 『文藝作品の映畫化』 青空文庫
然し、私がこれまでに見たものの中で、あれほど映畫的な映畫として巧に作られたものはない。
— 南部修太郎 『文藝作品の映畫化』 青空文庫
また若しこの一文が芥川氏に読まれる事を本旨とするならば、私がこれまでに述べた処のものを大概読んでゐてくれ、「妖婆」や「南京の基督」の如きに就いては私信で議論の応酬さへしたのだから、その反覆は氏にとつても退屈以上のものではないに違ひないからである。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
処で、芥川氏の明智が人生に対して、芸術に対して如何に働いてゐるかはこれまでに云つた通りであるが、それが氏自らに対して働く時、それは積極的には氏の武器となり、消極的には氏の甲冑となり、面紗となつてゐる。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
作例 · 標準
此れ迄にこんなに感動したことはない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
此れ迄に多くの困難を乗り越えてきた彼だからこそ、今の成功がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
此れ迄に一度も訪れたことのない場所へ、今年は旅行に行きたい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash