安らう
やすらう
動詞-五段-ウ行
標準
to rest
文例 · 用例
宗教的真理は、哲学者のいうがごとき、あらゆる現実を超越してそれ自身のうちに安らう普遍妥当性のごときものであることができぬ。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
深淵の上に浮ぶ一枚の木の葉に身を託してそしてそこに安らうようなものである。
— 豊島与志雄 『春盲』 青空文庫
すなわち、罪の情趣は取りかえしがたき過去、その過去のゆえに、今在りながら現在に安らうことのできぬ寂しき魂の放浪、しかも、その過去は鋭い射手によって狙われたる釘づけにされたる烙印である。
— ――文学のメカニズム―― 『探偵小説の芸術性』 青空文庫
全般真理は部分真理を支配していなければならない、そしてそのためには、夫は後者から独立して自身に安らうことが出来なければならない。
— 戸坂潤 『イデオロギーの論理学』 青空文庫
まるで、自分にはKの肩で安らうごくわずかな時間しか与えられていない、ということを知っていて、それでもこの短い時間を最後まで味わいつくそうとしているようであった。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
するとしかし夫人は、すばやくこの思い出から身をそむけて、シュピネル氏がいそいそと伸べてくれる雲の褥に、だるい、高められた気持で安らうのであった。
— TRISTAN 『トリスタン』 青空文庫
僕はその密集する葉をそのまま鬱蒼とした森林のように感じたり、霊魂のやすらう場所のようにおもった。
— 原民喜 『雲の裂け目』 青空文庫
しばしやすらう二人の男。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒を離れ、静かな山里の温泉で心安らう時間を過ごした。
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母親の膝の上で、幼い子供が安心しきった様子で安らっている。
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激務が続いたので、週末くらいは自宅で誰にも邪魔されずに安らいたい。
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