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伝奇的

でんきてき
形容動詞
1
標準
legendary
文例 · 用例
時は過ぎてゆく、而して凡てが何時となく伝奇的な美しい幻想の色彩の中に掻き消されて了ふ…… ほつと吐息をして眼を瞑る、剃刀が頬辺に冷やりと辷る……怪しい罪悪の秘密と淫蕩な官能の記憶とが犇々と俺の胸を掻き※る…… も一度逢ひ度い……ハツとして眼を開けた、嘲笑ふやうに鶏頭が光る。
北原白秋 桐の花 青空文庫
とに角斯かる伝奇的な若武者が、既に遠い南朝の夢を懐いて、吉野の附近に徘徊して居たと云うことだけで、如何にも深い感興を覚えるのである。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
「葉子」という名にきわ立って伝奇的な色彩が添えられたようにも聞こえた。
有島武郎 或る女 青空文庫
つまり、事件の解決は、あの大古典の伝奇的なつながりの中にあるのだ。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
それには、宿命の糸を丹念にほぐし手繰り寄せて、終回の悲劇までを余さず記してゆかねばならぬのであるが、まず何より、順序として里虹の前身に触れ、あの驚くべき伝奇的な絡がりを明らかにしておきたいと思う。
小栗虫太郎 人魚謎お岩殺し 青空文庫
従って又どう云う罪も伝奇的色彩を帯びないことはない。
芥川龍之介 侏儒の言葉 青空文庫
そうして実にこの事件は、この「八ヶ嶽の魔神」という、きわめて伝奇的の物語にとってもかなり重大な関係がある。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
私とそしてダンチョンとは有尾人猿の王だという不思議な老人の捕虜となって岩窟の中へ連れて来られ、老人の伝奇的の経歴を老人の口から聞かされてどんなに不思議に思ったろう。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
作例 · 標準
その古い伝説は、あまりにも伝奇的で現実味がない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女の人生は、まるで伝奇的な物語のように波乱に満ちていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の描くファンタジー小説の世界は、伝奇的な要素がふんだんに盛り込まれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash