この辺り
このあたり
表現名詞
標準
this area
文例 · 用例
この辺りまで畑打つ男女|何処となく悠長に京びたるなどもうれし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
……(中略)……この辺りコレラが流行してますので、此処の患者は滅多に済南とか青島とかの病院へは送ってくれないそうです。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
この辺りは荒川西より東に流れて、北の岸は卑湿の地なるまゝいと荒れたれば、自然の趣きありて、初夏の新蘆栄ゆる頃、晩秋の風の音に力入りて聞ゆる折などは、川面の眺めいとをかしく、花紅葉のほかの好き風情あり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
特にこの辺りは川幅も濶くかつ差し潮の力も利けば、大潮の満ち来る勢に河も膨るゝかと見ゆる折柄、潮に乗りて輾り出づる玉兎のいと大にして光り花やかなるを瞻る、心もおのづから開くやう覚えて快し。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
七十にもなって、跣足で西京の本願寺へ詣でるのが、この辺りの信者に多いので、これは飛騨の山中あたりから出て来たのが、富山に一泊して、朝がけに、これから加州を指して行くのである。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
後を追うて大阪に来た、探すのに苦労した、今はこの辺りの料亭にいる。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
百姓達は提燈に火を入れて来て、仔牛をてらして見たのですが、こんな仔牛はこの辺りでは見たことがないというのでした。
— 新美南吉 『花のき村と盗人たち』 青空文庫
そして、生きているか、死んでいるかは知らぬが、よしんば屍にせよ、恋しいひとの少しでも近くへ行きたい一心の楓の足は、食い気しか知らぬか、もしくは食い気を忘れぬという今時の娘たちの到底及びもつかぬ速さにいじらしい許りであったから、作者もこの辺りは駈足で語ろう。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
作例 · 標準
この辺りは夜になると人通りが少なくなるので、気をつけてください。
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この辺りには、美味しいパン屋さんがたくさんあるんだよ。
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地図を見ると、目的地はこの辺りのはずなのだが。
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