押しも押されもしない
おしもおされもしない
表現形容詞-語幹
標準
of established reputation
文例 · 用例
いやしくもおまえさんが押しも押されもしない書画屋さんである以上、書画屋という商売にふさわしい見識を見せるのが、おまえさんの誉れにもなるし沽券にもなる。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
その代りに、一旦名題に昇進した以上、それは押しも押されもしない立派な一人前の俳優で、名題俳優が草履取りの中間を勤めたり、名もない茶店の女を勤めたりするようなことは決してなかった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
例えば島崎藤村は今日は押しも押されもしない大作家の定評がある。
— ――特に自然科学者に就て―― 『日本の頭脳調べ』 青空文庫
こうなると、個々の闘牛士の癖とか、無経験な見物には気のつかない危機とか、紅布の捌き、足の構えの妙味、ちょっとした手銛のこつとか、つまり専門的に細かい闘牛眼がメリイ・カルヴィンにも備わって来て、そして、そう気のついた時、彼女はもう押しも押されもしない立派な闘牛ファンになり切っていた。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
以上は甚だ粗雑な説明となりましたが、私はこの五つの条件の上に基礎を置くことに由って、初めて女子の改造が押しも押されもしない堅実性を持つと思います。
— 与謝野晶子 『婦人改造の基礎的考察』 青空文庫
もはやどう見ても、押しも押されもしない立派な流送人夫どもであった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
思わしい事もなかったにかかわらずとにかく押しも押されもしない一個の男として、大勢の他人に混じって独立して来た。
— 相馬泰三 『田舎医師の子』 青空文庫
あなたは、押しも押されもしない日本有数の舞台監督です、芸術家です。
— 岸田國士 『公開状』 青空文庫
作例 · 標準
例句